あらすじ
ランドルト王国王立士官学校、1年の最底辺クラスと蔑まれるGクラス。
古流兵法「武之内流」の宗家、武之内隆造としての経験と技術、そして知識と思想を『思い出した』男、リュウ・ノーチは、ランドルト王国軍の機関、士官学校に入学する。
魔力を持たないために最底辺であるGクラスへ割り振られ、そこで下位貴族ながら虐げられた級友たちと巡り合い、『弱者が戦場で生き残るために磨き上げられた武術』である武之内流を授けることに。
年に1度の、その年の単位に致命的影響を及ぼす「合同演習」において、学校の歴史上初めて「総合優勝」を成し遂げたリュウ達Gクラスは、軍師ベインをリーダーに、さらなる躍進を目指す。
そんな中、ランドルト王国と国境を接するエントラッセン帝国が軍事衝突。
互いに強大な軍事力を持つ大国、その力は伯仲——かと思われた。
が、なんと初戦ではランドルト王国軍は成すすべもなく敗退。国境を守るステルベン辺境伯はその軍勢の実に3割を失う事となった。
激震のランドルト王国士官学校、Gクラスのリュウ達はステルベン辺境伯領へと送り込まれる。
異様な強さを誇る帝国軍に対し、王国軍は魔法が発動しないという異常事態にパニックに陥るが、落ちこぼれの最底辺、1年Gクラスの頭脳、ベイン達は気づいていた。
——身体強化術が、無効化されている。
帝国の新兵器、「魔導ジャマー」により、王国軍は魔法を使えなくなってしまっていた。
まさかの事態に呆然とするランドルト王国軍。
だが、リュウだけは不敵な笑みを浮かべていた。
「魔法が使えないなら、むしろそこは俺達のフィールドだ」
身体強化を使えない落ちこぼれの底辺、Gクラスの躍進が今、始まろうとしていた。