あらすじ
アゼル、二十歳。職業はシーフ。
困っている人は放っておけない。
悪事を見つければ、頼まれてもいないのに首を突っ込む。
そんな彼が騎士団から依頼されたのは、行方をくらませた師匠アルトの捜索だった。
罠を見抜き、鍵を開け、気配を消す。
素早い身のこなしと、シーフとして磨いてきた技術を頼りに、アゼルは旅を続けていく。
その先で出会う仲間たちと、次々に舞い込む厄介ごと。
気づけば、ただの師匠捜しだったはずの旅は、少しずつ思いもよらない方向へ転がり始める。
それでも、アゼルのやることは変わらない。
目の前に困っている人がいれば、手を伸ばす。
英雄になりたいわけじゃない。
勇者になりたいわけでもない。
「明日の朝日を拝めたら勝ち」
これは、どこまでも「ただのシーフ」であろうとする青年と、
その隣を歩く仲間たちの冒険譚。