あらすじ
気がつけば、俺は名も知らぬダンジョンの奥にいた。
頼れるのは、迷宮核とわずかな魔物たち。
外には冒険者、オーク、人間の兵、そして正体不明の魔獣。
生き残るために罠を作り、敵を誘い込み、魂を奪い、仲間を強くする。
最初はただのゴブリンだった。
ただのコボルトだった。
だが共に戦い、名前を与え、死線を越えるたびに――彼らは「駒」ではなくなっていく。
やがて小さな迷宮は、難民を受け入れ、交易を始め、ひとつの集落へと姿を変えていく。
これは、最弱の迷宮から始まった一人の迷宮主が、
戦いと選択を重ねながら、やがて自分の“国”を築いていく物語。
敵は殺す。仲間は死なせない。
勝てないなら、勝てる状況を作る。
その先で待つのは、オークの王か、人間の軍か、それとも――さらに巨大な何かか。