あらすじ
森で出会ったのは、
長いたれ耳を持つ、小さなうさぎの女の子でした。
名前は――うーちゃん。
ちょっぴり人見知りで、甘えんぼ。
だっこが大好きで、寂しくなるとすぐにユイのそばへやってくる。
「……だっこ♡」
そんなうーちゃんとの穏やかな毎日を過ごしていたユイは、ある日、不思議な現象を目の当たりにする。
胸元の青いペンダントが光り、うーちゃんの身体が優しい光へと変わって――ユイとひとつになった。
そしてユイの制服の上には、うーちゃんが着ていたパーカーが現れる。
それは、小さな精霊との「キズナ」を力に変える――
〈換装〉。
狐火を操るキツネの精霊・コヨリ。
すでに換装の力を使いこなす妹・イズナ。
そして、森に現れる謎の存在――フレイ。
ユイは少しずつ知っていく。
精霊には、それぞれその子にしかない力があること。
そして、うーちゃんが持っていたのは――
誰かの傷を癒やす、優しい力だったことを。
戦うことだけが、強さじゃない。
守り方も、できることも、みんな違う。
それでも――ちゃんと、つながっている。
これは、少女ユイと小さな精霊たちが、たくさんの出会いを重ねながら「キズナ」を結んでいく物語。
この子を守りたい。
その想いが、私の力になる。