あらすじ

六年間、リューネ・ヴォワイエは王宮の代筆係として仕えてきた。書簡を清書するだけでなく、筆跡に刻まれた嘘・本心・感情を読み取り、誰にも知られないまま幾つもの外交危機を回避してきた。 ある日、婚約者のクロード・テオリエ伯爵から「代筆など代書屋と同じでしょう」と侮辱され、従妹フィーナとの婚約を発表される。リューネは六年分の書簡帳を手に王都を去り、辺境の地で代書屋を開く。 辺境伯ゼファー・マクロードと出会ったリューネは、彼の文字に一切の嘘がないことを知る。追放から一年後、王都で連続する外交失敗の責任を問われ、証人として呼ばれたリューネは、六年分の記録を静かに開いた。

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小説を読もう2026/08/20
  • 現在の作品代筆係を追い出した王宮に、書簡の嘘を見抜ける者は一人も残らなかった