あらすじ
「あんたも、同じものが視えているんじゃないかな」
人の心にある「空白」が、淡い光となって視える朝宮汐音。
市役所の生活福祉課で十年間、相談員として働いてきた汐音は、制度の中ではどうしても救えない人たちを前に、自分の仕事に迷いを抱くようになっていた。
そんな汐音が仕事を辞めたあとに向かったのは、亡き祖母が遺した小さな喫茶店。
祖母の手紙に背中を押され、汐音は止まっていた店を再び開くことを決める。
これは、誰かを救う物語ではない。
心の空白のそばに、そっと一杯の珈琲を置く物語。
お仕事×喫茶×傾聴で描く、少し不思議な現代ドラマ。