あらすじ
イントロが流れ出す直前の、わずか0.1秒。彼女は一度、鋭く息を吸った。
──瞬間。場の空気が、一変した。
大手芸能事務所が主導するオーディション番組のディレクターを務める”時任湊”。しかし、その番組は件の芸能事務所の社長令嬢をデビューさせるための”出来レース”だった。
そのオーディションに参加した少女”天音亜美”は、周囲を圧倒する歌唱力を見せつけるが、スポンサーの意向により”最初から存在しなかったモノ”として切り捨てられる。
権力に屈し、沈黙を選んだ時任は後悔の日々を送るが、ある出来事をきっかけに”もう一度オーディションをやり直す機会”を得る。今度こそ、あの歌声を埋もれさせないために。
日本の芸能界という檻を捨て、舞台をSNS、そして世界へ──。
前代未聞のステージリブートが動き出す。
これは、あの日奪われた未来の続き──。音楽で運命を覆す芸能界逆転サクセスストーリー。