あらすじ

「星ばかり見ている辛気臭い女」——そう蔑まれ、婚約を破棄され、わたくしは故国ヴェルダを追われました。
けれど。わたくしが母から受け継いだ星詠みは、占いごっこなどではございません。種蒔きの時、嵐の予兆、川の氾濫、そして日蝕の刻——天の運行を読み、国の暦を支えてきた、確かな技ですの。

隣国レーヴェンタールの若き国王テオドリック様だけが、その値打ちを見抜いてくださいました。星見の間を任され、わたくしは生まれて初めて、ありのままの自分を尊ばれたのです。

——その頃、わたくしを追い出した故国は。種蒔きの時も、嵐の予兆も、日蝕の刻も読めぬまま、静かに、傾きはじめておりました。

宮廷の星見師バルタザールが触れ回る「吉兆」は、ことごとく外れ。やがて来たる本物の日蝕の刻に、すべては白日の下へ。

250ページ強のグラフィックノベル短編。どうぞ気楽な気持ちでお読みください。
※本作品は画像生成AIを使用しております。

連載情報

単行本

配信言語
Amazon Japan
Amazon Japan2026/06/15
  • 現在の作品婚約破棄された星占い令嬢、追放された途端に国が傾いております