あらすじ
僕は、古本屋街にある小さな喫茶店の雇われ店長。
好きなコーヒーとケーキに関われる仕事には、満足している。
たったひとりのスタッフの谷本くんは、有能。
お客様は、僕らのコーヒーを楽しみにしてくださる常連さんばかり。
不満なんて、ない。
ただ、私生活は、だいぶ寂しい。
恋人と呼べる人は、もうずっといない。
お客様の中には、僕を口説いてくれる人もいる。
出来るなら、その誘いに乗ってしまいたい。
でも、それはムリ。
だって、僕は、抱かれたいほうなんだから。
寂しさが極まった僕は、友だちの紹介でブラインドデートに挑む。
同世代の穏やかな関係を築ける恋人を探して。
けれど、待ち合わせ場所にやって来たのは、若いイケメンくん。
帰ろうとする僕の腕を、彼の強い力が引き止める。
「ねぇ、してよ。『おじアタック』。
素直になったら、ご褒美あげるよ?」
逃げ出すはずの僕の体と心は、どんどん彼に溺れていく。
強引な彼に抱かれて、僕は、満たされていく。
けれど、どうやら彼には、秘密があるようで……。