あらすじ
魔法が存在する世界。
生まれながらに選ばれた、限られた人間だけが扱える特別な力。
その力は人々の暮らしを支える一方で、国家によって管理され、戦争の力としても利用されていた。
ガラクシア王国の辺境で、羊たちに囲まれて暮らす少女――アリエス・ティーガーデン。
穏やかで何気ない日々を送る彼女には、誰にも明かせない秘密があった。
八歳の頃に目覚めた、世界の理から外れた魔法。
魔法を嫌う彼女は、その力を消し去る方法を探し続けていた。
しかし十八歳のある日。
長年隠し続けてきた秘密が、国家に知られてしまう。
そこから、彼女の日常は静かに崩れ始める。
世界各地で動き出す国家。
交錯する思惑。
古くから伝わる、謎めいた伝承。
そして――
少女の運命を大きく変える、ひとつの「鍵」
これは、まだ何者でもなかった少女が、
自らの運命と世界の秘密に向き合っていく物語。