あらすじ
「お前の相談に乗ってくれる人がいるんだ」
平凡な日々を送っていたはずの主人公は、幼馴染の君影(きみかげ)に連れられ、深い山奥に佇む白亜の神殿へと足を踏み入れる。
そこに鎮座するのは、全国に500万人もの信者を抱える巨大新興宗教――『鈴蘭会(すずらんかい)』
しかもそこは、5年前に教祖と旧幹部が全員火事に巻き込まれたという、黒い噂の絶えない危険すぎる場所だった。
「お会いしたかったですよ、私たちの『鈴蘭様』」
混乱する間もなく目の前に現れたのは、格式高い着物を纏った美しい四人の幹部たち。
彼らは主人公を狂信的な瞳で見つめ、口々にこう告げる。
「あなたに、この会の新たな『教祖』になってほしい」
教祖への命令は絶対。幹部への「お清め」はいつでもやり放題。
一見すれば、圧倒的な美形たちに崇め奉られる至高の生活。
だが――この男たちの「愛」と「信仰」は、どこまでも歪んでいた。
教祖を閉じ込め、自分のものにしようと策を巡らす腹黒な幼馴染。
理想の教祖像を追い求め、逃亡を絶対に許さない最強の護衛。
主人公の生気に惹かれ、眠たげな目で迫る神様。
そして、この異常な環境から主人公を救おうと苦悩する唯一の良心。
逃げ場のない聖域で始まるのは、神としての絶対的な権力か、それとも囚われの身としての洗脳か。
狂信、愛仇、そして5年前の惨劇の真相――。
ヤバすぎる幹部たちに囲まれた、危険で耽美な「教祖生活」が幕を明ける。