あらすじ
魔女が、いなくなったんですか?」
そう言って、白雪姫は首を傾げた。
絶世の美貌を持つ彼女は、魔女失踪事件の重要参考人として取調室に呼ばれていた。
「私は何もしていませんよ」
しかし、刑事がまだ何も尋ねていないにもかかわらず、彼女はそう答えた。
白雪姫を匿っていた七人の男たち。
彼女を追っていたという魔女。
毒林檎ではなく、仕組まれた襲撃。
そして、森の中に置かれたガラスの棺。
誰もが知っている童話『白雪姫』。
けれど、童話には語られなかった出来事があった。
七人の男たちは、本当に白雪姫を守っていたのか。
魔女は、本当に悪い女だったのか。
そして――
魔法の鏡が言う「世界で一番美しい」とは、一体何を意味するのか。
「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは誰?」
その問いに、鏡が告げた答えは――