あらすじ
伯爵令嬢アデーレは婚約破棄を言い渡された夜会で、元婚約者よりもその母親である王妃(あるいは公爵夫人)ヴィオレッタに目をつけられる。ヴィオレッタは「息子の見る目のなさに愛想が尽きた」と言い放ち、その場でアデーレを自分の屋敷に引き取ると宣言。
実はヴィオレッタはかつて商会を経営していた辣腕の女性で、今は表舞台を退いているが野心は健在。アデーレの数字に強い性格と度胸を見込み、二人で新しい事業(交易・薬草園・孤児院運営など)を興していく。物語は恋愛ではなく、年の離れた女性二人の師弟関係・友情を軸に進み、元婚約者や王家はむしろ「厄介な二人を敵に回した」と後から慌てる立場になる。