あらすじ
寝ようと目を瞑ったファレン・クレオは、突如脳内に映像が流れ出した。
辺りは血で赤く染まり、数え切れないほどの死体があってその中には、ファレンの仲間もいた。
しかし、そんな光景の中で一人の男は血に染まったまま立っていた。
どういうことだ。
これは一体何なんだ。
鼓動が速くなり、息が苦しくなる。
あいつらが死ぬのか?
俺も死ぬのか?
変な想像をしてしまったと思うファレンだが、突如視界に浮かび上がった文字に目を見開いた。
その言葉とは、スキル《未来感知》。
このスキルで見たものは、必ず未来で起きるとされていて、それを回避するためにファレンは行動を開始する。
どの行動があの未来につながるか分からない。
慎重に……慎重に……。
だが、ファレンはその未来を回避すること事が出来なかった。
周りには死体が転がり、仲間も殺された。
何も変えられなかったと嘆くファレンの視界に、スキル《生命の代償》という文字が浮かび上がる。
それを見て笑みを浮かべ、こう呟いた。
「勿論、使用する」
これは、仲間と共に敵と戦う物語ではない。
仲間を守るために未来と戦い、そして仲間を追放する物語だ。