あらすじ

一流企業として知られる、誰もが羨む超ホワイト企業。 退職者はほとんどおらず、求人が出れば応募者が殺到する。 そんな企業が、これまで大卒以上としていた採用条件を撤廃し、中途採用、さらには中卒者まで対象とした大規模な求人を開始した。 応募者は1000人を超え、書類選考と面接を通過した50人に、最後の選考への招待が届く。 その場所は――会社が所有する無人島。 「荷物は一切持ち込まないこと」 そう指定され、実際に島へやって来たのは40人だった。 島に到着した参加者たちへ渡された、1つのバッグ。 その中に入っていたのは、銃器、弾薬、防弾チョッキ。 そして1通の封筒。 そこに書かれていたのは、たった1文。 『最後の1人になったら、重役を任せる』 馬鹿げた試験だと武器を捨てる者。 生き残るために武装する者。 仲間を作ろうとする者。 そして最初から、他人を殺すつもりの者。 サバイバルゲームの経験を持つ青年・正樹は、殺し合いを拒みながらも、自分の命を守るために銃を手にする。 だが、一発の銃弾が正樹の人生を変えた。 ――人を殺した。 生き残るためだった。 それでも正樹は、その罪悪感を抱えたまま戦い続ける。 やがて彼は、仲間と呼べる人間たちと出会う。 しかし、この試験には1つの絶対条件がある。 最後に残れるのは、1人だけ。 そして正樹は最後の1人となる。 約束通り、重役の席は用意されていた。 だが正樹は、その椅子を拒絶する。 「俺は……こんな会社では働かない」 島を去り、別の企業に就職する。 そう決意した正樹を待っていたのは――。 最終選考の、本当の意味だった。

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小説を読もう2026/08/19
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