あらすじ
静かな雨の休日。
僕はベッドに寝転がり、古本屋で買った本を読んでいた。
読み進めていると、挟んだ覚えのないしおりに出くわした。
表には、こんな言葉が印刷されていた。
『雨の日はスキですか?』
裏面には、両手をついたカエルの絵。
前の持ち主が残したのだろうか。
「雨の日は、好きだな。休日ならね」
何気なく答えた瞬間、風もないのに、しおりが手から飛んでいった。
拾いあげると、文字が変わっていた。
『わたしもスキです』
そして裏面のカエルも、片手を上げていて――。
雨の日に訪れた、少し不思議な出会いの物語。