あらすじ
寝ようと目を閉じた俺の脳内に、突如として凄惨な光景が流れ込んできた。
血に染まった大地。
数え切れないほどの死体。
その中には、俺の仲間達もいた。
そして惨状の中心には、全身を血に染めた一人の男が立っている。
これは一体何なんだ。
あいつらが死ぬのか?
俺も死ぬのか?
混乱する俺の視界に、突如文字が浮かび上がる。
——スキル《未来感知》——
それは、これから起こる未来を映し出すスキル。
仲間が殺される未来を知った俺は、その結末を回避するために行動を開始した。
何があの未来に繋がるか分からない。
だから、慎重に。慎重に。
——だが、それでも未来は変わらなかった。
目の前に広がるのは、あの日に《未来感知》で見た光景だった。
絶望していた俺の視界に、新たなスキルが浮かび上がる。
——《生命の代償》——
「勿論、使用する」
これは仲間と共に敵と戦う物語ではない。
仲間を守るために未来と戦い——大切な仲間たちを追放する物語だ。