あらすじ

わたくし、前世の記憶で気づきましたの。この体、物語で断罪される悪役令嬢ですわ。  卒業の夜、王子さまに罪状を読み上げられて国外追放。……冗談ではありませんわ。  でも、考えましたの。罪状にされる前に、謝ってしまえばよろしいのでは?  というわけで、謝罪の行脚を始めましたわ。壊した髪飾りは直して返す。取り上げた本は二冊にして返す。言い過ぎた言葉は――これが一番大変でしたの。人前で、ちゃんと言い直しますのよ。相手が違えば、謝り方も違いますでしょう?  そうしたら、おかしいんですの。謝った相手が、次々お友達になっていきますのよ。一番緊張したのは、いちばん睨みの怖い公爵子息さまでしたけれど……あの方、謝ったその日から、なぜか毎回わたくしの行脚についてきますの。  そして断罪の日。王子さまが罪状を読み上げるたび、会場のみなさまが「その件はもう解決済みですわ」。  断罪、まさかの空振り。おまけに筆頭のはずの公爵子息さまが、跪いて一言。  「あなたの謝りっぷりに、惚れました」  ……それ、どういう罪状ですの?

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カクヨム
カクヨム2026/08/18
  • 現在の作品悪役令嬢は先回りして謝りに行きますわ ~断罪される前に全部謝っておいたら、味方だらけで断罪の日が空振りましたの~