あらすじ

高校二年の夏休み。 津守なんばは、父親と二人で暮らしていた。 母親は、なんばが物心つく前に亡くなった――そう聞かされていた。 ある夜、アルバイトから帰ったなんばを待っていたのは、父親の姿ではなく、一枚の紙切れだった。 『母さんと待っています』 そこには、存在すら知らなかった島の名前と、見知らぬ船のチケット。 父を追って、なんばは「みなみのうみの島」へ向かう。 しかし、その島は地図にもインターネットにも存在しない。 島へたどり着いたなんばを待っていたのは、不思議な少女・ミサキだった。 「あなたが来ることは知ってたよ」 島には、手から水を出す農家。 瞬間移動する郵便屋。 ここは、世界のどこにも存在しないはずの島。 そして、島に住む人々には、誰にも言えない秘密があった。 父親はなぜ、なんばを置いて島へ向かったのか。 死んだはずの母親は、どこにいるのか。 そして――なぜ、なんばはこの島へ呼ばれたのか。 これは、ひと夏の少年が、失った家族と出会い直す物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/08
  • 現在の作品みなみのうみの島