あらすじ
※本作は、カドコミ漫画原作コンテスト用の作品となっているため、シナリオ形式で記載しております。
また、作品自体は未完結ではあるものの、コンテストの応募規約により、五話で完結とさせております。
ご了承くださいませ。
【登場人物】
織原木綿花(おりはらゆうか)
朗らかで親しみやすく、友人思い。〝もめ〟という愛称でクラスメイトからも慕われている、影の人気者。自分の気持ちを後回しにしてしまう優しい性格の反面、自分の意志を曲げない頑固な一面も併せ持つ。失恋の経験から、好きな人の特別になることに焦がれている。
白雪理仁(しろゆきりひと)
容姿・学力・運動神経に恵まれ、経営者の父と女優の母を持つサラブレッド。普段は温厚で物静かだが、内面はやや冷めており、かなりの負けず嫌い。これまで外見や家柄を理由に好意を向けられてきたため、自分だけを見てくれる唯一の存在を欲している。
柏木美結(かしわぎみゆ)
アメリカ人の祖父をもつ、クォーター。人形のような愛らしい外見に反して、気が強く毒舌。
過去にいじめられた経験から、友人を作らないスタンスをとっていたが、木綿花と出会ったことで、木綿花と果乃実には心を許し、クラスメイトとも打ち解けていく。特技は手芸、アクセサリー作り。Webショップを立ち上げ、運営している。
西原果乃実(にしはらかのみ)
バスケット部の次期エース。172cmの長身を持つスポーツ女子。面倒見がよく、サバサバとした性格やビジュアルのよさから、クラスメイトから頼りにされ、他クラスには隠れファンがいる。
黒木真紘(くろきまひろ)
明るく気さくで話し上手。友人が多くサッカー部の先輩からも可愛がられている。理仁とは小学生の頃からの友人で、当時は同じサッカー部に所属していた。理仁と木綿花の関係性を全力で応援している。
瀬戸円香(せとまどか)
理仁に想いを寄せる女子生徒。自分の容姿に自信があり、告白を断られても諦めず、木綿花を牽制しながら理仁へのアプローチを続ける。
【あらすじ】
「――俺に恋を教えてよ」
王様ゲームで、〝藤校の彼氏〟こと白雪理仁とお試しで付き合うよう命じられた織原木綿花。周囲の反対によって命令は取り消されたものの、今度は理仁本人から「お試しでいいから付き合ってほしい」と告げられる。
理仁が求めているのは、恋人のふりをしてくれるダミーの彼女。そう知った木綿花は、「好きでもない人とは付き合えない」ときっぱり断る。
ところが、理仁との一件をきっかけに上級生から目をつけられた木綿花は、窮地を理仁に救われる。彼女を〝特別な存在〟だと示した理仁は、改めてお試しの交際を申し込む。
それでも迷う木綿花だったが、「付き合っていくうちに育まれる関係もある」という言葉と、「俺に恋を教えてほしい」という理仁の願いを受け、期間限定の恋人になることを決める。
これは、誰かの唯一になりたい少女と、自分の唯一が欲しい少年が、偽物の関係を〝本物の恋〟へと育てていく物語。