あらすじ
世界には、ある日突然消えてしまう場所がある。
街も、人も、思い出も。
その現象を「消失」と呼ぶ世界で、少女ユナは消える前の姿を記録する「消失記録士」として旅を続けていた。
彼女の役目は、失われる場所を未来へ残すこと。
しかし、消える街々で出会う人々との交流を通じて、ユナは気づいていく。
本当に残すべきものは、建物や文字だけではない。
そこに生きた人々の想いなのだと。
そして彼女自身もまた、失われた過去と、自分の名前に隠された秘密へ近づいていく。
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## 登場人物
### ユナ
**消失記録士**
消えていく街を記録するため、世界を旅する少女。
冷静で物静かだが、人の言葉や感情に強く反応する優しさを持つ。
「残すこと」に強い執着があり、その理由には彼女自身の失われた過去が関係している。
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### 声箱(こえばこ)
**ユナが持つ謎の記録機械**
音や声を記録する古い機械。
しかし、時々ユナが録音した覚えのない声や、未来・過去から届いたような音声を再生する。
ユナの旅を導く存在でもあり、彼女の過去を知る鍵でもある。