あらすじ
リリアーナ王国が製造した欠陥魔導具が見つかり、真理監査官は原因究明羊皮紙の作成をリリアーナへ依頼する。
しかし返ってきた言葉は――
「調査書は、書いた者負けですわ。」
原因を知っているにもかかわらず、「真理監査官のお仕事でしょう?」と堂々と言い放つリリアーナ。
埒が明かない中、リリアーナは新たな力を口にする。
「Silent。」
さらに追加された新機能――
「責任マイナス。」
その瞬間、世界の記録は静かに書き換えられ、本来リリアーナが負うはずだった責任は真理監査官へ。
渉外官も巻き込まれ、今日も王国中は大混乱。
リリアーナだけが満足そうに微笑む。
「ナイスですわ。」
だが、Silentは願いを叶えるだけの存在ではなかった。
夜になると、積み重ねられた改変履歴を照合し、世界の歪みを静かに補正し始める。
借りた責任は、いつか返さなければならない。
それがSilentの絶対のルール。
悪役令嬢は、まだその意味を知らない。