あらすじ

「この海には、大人が捨てた過去と、子供たちが掴む未来が眠っている。」 平成十年、夏。相模湾沿いの鄙びた漁町・鴎ヶ埼(かもめがさき)。 小学六年生の早川隆は、ある朝、浜辺でカツアゲされていた華奢な少年のように見えた一ノ瀬優希を助ける。 その日、隆が海岸で拾った一枚の古びたメダル。それが、忘れられた密貿易の歴史と「海中洞窟に眠る宝」の謎を呼び覚ます。 地元の仲間たちと共に、昭和二十八年の航空写真、神社に伝わる龍伝説、そして、宝を示す古いわらべ歌を手がかりに、海中洞窟へ続く道を探し始める。 しかしその陰で、三十年の執念に狂わされた古物商・松崎修一の暗い影が忍び寄っていた。 熱気に満ちた夏祭りの夜、優希の前に修一の影が忍び寄る。 危険な企みを抱く修一と、駆けつけた隆。潮が刻一刻と満ちゆく暗闇の洞窟の中で、それぞれの想いが激しく交錯する――。 過去に囚われた大人と、未来へ生きる少年少女。 満天の星空と波音のなかで紡がれる、ノスタルジックなひと夏の少年少女冒険ミステリー。 ※本作は「小説家になろう」にも掲載している完結済み作品です。

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カクヨム
カクヨム2026/08/07
  • 現在の作品龍の眠る入り江―少年たちのひと夏の宝探し―