あらすじ
火は出ている。人は倒れている。それなのに、通報が一件しか来ない。
災いを作り、そこから出る声だけを消していく組織がいる。
電話が繋がらない。叫んでも、外には届かない。
一区画がまるごと「無かったこと」になって、中の人は助けを求め続けている。
特別災害対策機構〈サイレン〉第七支部。
消防にも警察にも属さない、災害専門の五人。
仕事は二つになる。どこで起きているかを突き止めること。間に合うように行くこと。
「行くぞ。先に着く」 火群 迅 サイレンレッド
「座標、出た」 逢坂 澪 サイレンブルー
「上、任せろ」 灰谷 蒼汰 サイレンイエロー
「まあ待て。俺が支える」 寺尾 剛 サイレングリーン
「息、返すよ」 七尾 ひかり サイレンピンク
ただし、市の受信回線は八本しかない。
五人が変身すると、そのうち五本が埋まる。
戦っているあいだ、市民の通報は待たされている。
だから出場記録には、毎回この三つが載る。
所要。保留。そして、未着累計。
特別災害対策機構、第七支部 ──
呼ばれたら、鳴らして、行く!
急報戦隊、サイレンジャー!
全百五十話。完結まで書き切ります。