あらすじ
前世は、数々の企業を建て直してきた敏腕コンサルタント。過労の果てに命を落とし、気づけば伯爵家の四女・リディアとして育っていた——しかも8歳で前世を思い出す。空気のような存在として18年を過ごした末、リディアに下されたのは「厄介払い」としての政略結婚。相手は、財政難と魔物に喘ぐ辺境を治める、無愛想な辺境伯ジークハルト。誰もが同情する中、リディアは内心で歓喜していた。「これは、腕の見せどころだわ」。前世の知識をフル活用し、崩壊寸前の領地を次々と立て直していくリディア。領民の生活が上向くにつれ、氷のようだったはずの辺境伯の態度にも変化が——。「君を、二度と手放すつもりはない」お飾りのはずの結婚が、気づけば本気で愛されるものに。そして、リディアを見捨てた実家にも、思わぬ形で報いが訪れるのだった。