あらすじ

「その美貌が人を狂わせる」と、生まれた時から塔に閉じ込められていた姫君。彼女は月の天女だった亡き母と瓜二つで、母の美しさに狂った挙句に攫って妃にした父王を厭っていた。 「馬鹿馬鹿しい。見た目の美しさごときで正気を失うなど、あるものか」 父王の妄想を一蹴し、母の故郷の月に帰りたいと願う姫君の前に、ある日、盗人の少年が現れる。姫君は少年に、月に行くために必要な月光のヴェールを盗み出してきてくれるよう依頼する。 「何でも望むものを言え。月に戻ったら叶えてやろう。お前の望むものを何でも」 飄々とした盗人の少年は、快く姫君の頼みを引き受ける——。 羽衣伝説や天女と木こりをベースにした民話/童話風物語です。

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小説を読もう2026/08/07
  • 現在の作品月の天女を見た者は