あらすじ
「僕はもう一歩も動けない…脳のエネルギーが枯渇し…て…」
「ほら、立て。飯にするぞ。今日は『鹿肉とジャガイモのハッシュ・スキレット』だ」
街の喧騒から離れた森の入り口にある温室『硝子の庭』。
そこには、匂いから事象の本質を見抜くけれど、集中が切れるとグダグダになってしまう天才調香師のルカと、彼を胃袋から生活環境までフォローするオカン属性のスマート商人・テオが暮らしている。
彼らの元に持ち込まれるのは、社会の重圧や人間関係に疲弊した人々の「見えない痛み」。
ルカは持ち前の嗅覚と【生態ロジック】を駆使して、オーダーメイドの香りで依頼人たちの悩みを鮮やかに【整えて】いく。そして事案の解決後は、エネルギー切れで倒れ込むルカを、テオが香り豊かなご飯で回復させるのがいつものルーティンだ。
空間の匂いを美味しく吸いこむ謎の毛玉生き物・モカや、野を越えるシードハンター、口の悪いレジェンド産婆など、個性豊かな仲間たちが織りなす……ちょっぴりビターで、美味しくて穏やかな微ファンタジーな日常。 本日も通常営業です。
(※第1部の完結となる36話まで執筆済みです。毎日更新しますので、安心して最後までお楽しみください!)