あらすじ

「君との関係を、終わりにしたい」 結婚したばかりの朝、アリシア・レインフォートは、愛する人から突然別れを告げられた。相手は幼い頃からずっと一緒に育ってきた王太子、ローゼン・クライゼン。 幼馴染だった二人はいつしか恋人となり、長い婚約期間を経て、ようやく夫婦になったばかりだった。これから先もずっと彼の隣にいる。アリシアはそう信じて疑わなかったが、その幸せはたった一晩で終わってしまう。 理由すらまともに知らされないままローゼンとの関係を終わらせたアリシアは王宮を去り、遠く離れた北部の小さな村へと移り住んだ。 ――それから四年。 薬を作りながら静かに暮らすアリシアの傍らには、一人の男の子がいた。エドガー。四歳になった彼は少しばかり大人びているものの、母親思いの優しい子に育っていた。 過去のことなど忘れて、この子と二人で穏やかに暮らしていく。そう思っていたある日、村へ国王が訪れることになる。 その名は、ローゼン・クライゼン。 かつてアリシアを捨てた王太子は、四年の歳月を経て、この国の王となっていた。もう二度と会うことはないと思っていた二人だったが、四年ぶりにアリシアと再会したローゼンは、彼女の傍らにいる小さな少年の存在に気づいてしまう。 「……その子は、誰の子だ?」 ずっと隠してきた秘密と、一度は終わったはずの恋。そして、四年前の別れに隠されていた真実。 何も知らない息子を間に挟み、止まっていた二人の時間が再び動き始める。 けれど、一度捨てられたアリシアにとって、そう簡単に昔のような関係へ戻れるはずもない。それでもローゼンは、どうやら彼女を諦めるつもりなどないようで――。

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小説を読もう2026/08/07
  • 現在の作品今さら「愛してる」って何ですか!?一度は私を捨てたでしょう!