あらすじ
主人公は異世界の王族の双子、その片割れとして転生した。
よくある話、双子は不吉だとかいう迷信があるため、兄弟のどちらかは影武者として生きることを強いられることとなる。
名前すらなく、
成れる可能性は限りなく低いのに王としての勉強だけはさせられる。
もちろん一生、出世は望めず結婚も子供も望めないかもしれない。
生まれは最高なのに、生殺し。
異世界の王侯貴族の価値観であれば自死しても不思議ではない状況だ。
しかし当の本人は、
「責任なしで王族待遇で異世界満喫できるの? 最高じゃん!」
とむしろ大歓迎。
影武者王子を目指して”王に相応しくない王子”を目指して、主人公は自由気ままに過ごすのであった。
そして十歳となり第一王子として選ばれた弟を憐れみつつ、時に彼のスペアとして参加した行事でトラブルを起こし、仮面で顔を隠して冒険者として貴族令嬢を助けて求婚されたり、現代チートで謎の発明家として世間を騒がせたり、やりたい放題は加速していく。
そして仕舞いには上位存在に気に入られ、国を起こさせられる羽目になる男の物語。
「王座とかいらねぇ・・・」