あらすじ
夢の中に、大天使ガブリエルが出てきた。
中学三年の蓮華澤ここあは、夢から覚めると回路図のようなものをそのまま書き起こした。
意味は分からない。兄・永遠が「作れる」と言い、春休みのあいだに通信機は完成した。
名を、霊界通信機とする。トーマス・エジソンのスピリットフォンの進化版である。
起動実験に応答があった。フロイト、ダーウィン、ニーチェ、マルクスと名乗る四人の魔道士。
だが名乗り通りの者かどうか、確かめる方法がない。
「審神者がいないと、この通信機は使えない」
通信機は封印された。そして七月下旬、兄が行方不明に。
蓮華澤ここあの周りで、世界を揺るがす事件が始まった。
蓮華澤ここあ(れんげさわ・ここあ)
主人公。県立手賀沼高校一年。
霊能者の資質を持ち、霊界通信機の設計者。
夏休み、占い師原宿の母の元で働きはじめる。
蓮華澤永遠(れんげさわ・とわ)
兄。三つ上。理工系大学、サークル都市伝説研究会所属。
設計図を実機に起こした製作者。七月下旬、仲間とともに失踪する。
蓮華澤真理(れんげさわ・まり)
母。専業主婦。青森県戸来村出身。墓守の家系。
蓮華澤理人(れんげさわ・りひと)
父。技術者。非科学的なことを信じない。
家宝の金板を、独断で大学の鑑定に出す。
大天使ガブリエル
ここあの夢に現れ、霊界通信機の設計図を提示する。
原宿の母
大人気の占い師。霊能者であり、審神者。
ここあを一目で見込み、初日から客を持たせる。
ヘルナンデス枢機卿
バチカン№3。金板の内容を知り、奪還を命じる。