あらすじ
かつて、グラッドは寡黙な武人だった。
人との距離感が分からず、期待を裏切ることを恐れ、誰にも心を開けない。
努力だけを武器に、自分の弱さを隠し続けていた。
そんな彼の前に現れたのは、自由奔放な精霊術師ガーベラ。
「男は度胸! あたしと一緒に世界を救おうじゃないか」
無茶苦茶で、強引で、料理は壊滅的。
それでも彼女は、グラッドが初めて本当の自分を見せられる相手だった。
誰かと一緒に笑うこと。
誰かと一緒に歩むこと。
ガーベラとの旅は、閉ざされたグラッドの心を少しずつ変えていく。
しかし、旅の先で待っていたのは、彼の人生を変える残酷な運命だった。
これは、一人の武人が大切な人との出会いと別れを経て、「寡黙な武人」という鎧を脱ぎ捨て、「アタシ」と名乗るようになるまでの物語。