あらすじ
24歳、多趣味の廃ゲーマー。
彼がゲームにのめりこんだ理由は勝負に勝つことの喜びではない。
素材を集めること。
作物を育てること。
倉庫を埋めること。
効率を突き詰めること。
――それは誰にも理解されない"ファーム"だった。
異世界へ転移した彼は、不作に苦しむ開拓村へ流れ着く。
この世界では、毎日の積み重ねそのものが力になる。
一株の野菜。
一本の木材。
一匹の家畜。
一つの道具。
少しずつ増えていく資産は、やがて村の暮らしを変え、土地を蘇らせ、世界の仕組みさえ動かしていく。
――最強じゃない。"続けた者"が最後に笑う。