あらすじ
なんの変哲もない高校生の遥斗は、ある日突然、異世界へと放り込まれてしまった。彼を待っていたのは、真っ白な髪に桃色の瞳を持つクロエ・ヴァレンタイン公爵令嬢。気だるげで、無表情でまるで、生きることそのものに飽ききったような少女だった。
「面白い。君、私の従者にならないか?」
ハルトは転移したのをきっかけに「この世界の理を無効化する」不思議な能力を持っていた。魔法も、呪いも、この世界を支配するあらゆる法則が、彼の前では意味をなさない。彼女はそんなハルトに興味を持ったのだった。
「君にお願いがある」
なぜ彼女は、彼の力を求めるのか。遥斗は思い知ることになる。この少女の秘密は、彼が想像するよりずっと深く、ずっと残酷だった。
異世界の少年と、すべてを諦めた少女が織りなす、逆説のファンタジー、開幕!