あらすじ
作者の処女作を、悪役令嬢アルベルティーヌと侍女マルタに読ませてみることになった。
世界設定の長さ、都合の良すぎるコメント欄、十七歳の少女へ背負わせすぎた家庭事情。今だから見える粗さを、アルベルティーヌは容赦なく指摘していく。
けれど読み進めるうちに、そこには現在の作品へつながる核も見えてくる。
仮面を被った時だけ力を得られる少女と、なぜ人は仮面を必要とするのかを書くようになった現在の作者。
これは処女作の反省会なのか、創作論なのか、それともただの会話劇なのか。
少なくとも、作者にとっては少し恥ずかしく、少し懐かしい振り返りとなった。