あらすじ
「無能サブライター」と呼ばれた佐藤は、美少女ゲーム『エターナル・ヴィーナス』の開発終了直前、企画とはまったく違うシナリオへ改変されたビルドを目にする。
メインヒロインたちは次々と破滅し、本来の物語は失われていた。
最後まで修正版を書き続けた佐藤だったが、その願いは届かないまま命を落とし、気が付くと改変後の『エターナル・ヴィーナス』の世界へ、名前もないモブ生徒として転生していた。
目の前で始まるのは、自分が知るはずのない悪意に満ちたシナリオ。
思わずヒロインを助けた佐藤は、次の瞬間、なぜか図書館へと戻される。
そこで出会ったのは、本来なら個別ルートのヒロインでありながら、誰にも知られず図書館へ閉じ込められ続けている少女・文野森琴葉だった。
調べるうちに二人は、この世界が「シーン」という単位で動く物語であり、佐藤は自分が担当したサブシーンにしか存在できないことを知る。
そして、閉ざされた図書館で見つけた一文が、ほんの一文字だけ書き換わる。
これは、物語を書き換える力ではない。
壊れたシナリオの接続を、一文ずつ修復していく力だった。
モブライターが、自分の残したサブシーンを足掛かりに、改変された世界と失われたヒロインたちを取り戻していく、美少女ゲーム転生×シナリオ改変ファンタジー。