あらすじ
フィリア・オブリビオンは悪役令嬢ロスティ・メモワールのただ一人の取り巻きだ。
彼女は誰よりもロスティを敬愛し、その隣で過ごす日々を愛していた。
しかし、ある日の舞踏会。
ロスティは罪を告発され、弁明することなく、自らの記憶を魔法で捨ててしまった。
残されたのは、記憶喪失となったロスティと彼女が犯したとされる数々の罪。
悪役令嬢の大罪を問う裁判まで三十三日。だが、記憶喪失のままでは下される罰は死刑だけだ。
ロスティを救う方法は、世界に散った「追憶石」に宿る記憶を集めること。
そして、その記憶を辿れるのは、唯一の取り巻きフィリアだけだった。
フィリアは大好きなロスティを救うため、記憶探しの旅へ出る。
それは、悪役令嬢と呼ばれた彼女の真実と、自ら記憶を捨てた理由を知る旅でもあった。
悪役令嬢は、なぜ自ら記憶を捨てたのか。
その真実が、自分の心を狂わせるとも知らずに。
※この作品はカクヨムでも先行して投稿しています。