あらすじ
国営サイバー学園、四年前に開校したサイバー空間内で学校生活が送れる学園。
この春から、田原アオネ(たばるあおね)は晴れてサイバー学園の生徒となった!
「サイバー学園は自分のトクイを伸ばせる学園です!」といった学園の得意文句の通り、アオネは得意のゲームの実力をどんどん伸ばしていった。
学園生活も往々にして。アオネはある日、目の前で挙動不審な行動をする男子、箕島アキト(みしまあきと)と出会う。
「この学園は、おかしいんだ」
アキトが言うには、この学園のシステムがおかしいのだと。
そのために協力して欲しいと頼み込まれ、しぶしぶアオネは受け入れる。
アオネの他にも、アキトの協力者はいたようで東風谷ミツル(こちやみつる)と名乗る男とも共に働くようになる。
アキトのトクイは「頭脳」、ミツルのトクイは「情報」だ。
二人と学園のことを調べていくと、学園で支給されている特別識別AI、通称「アンパン」が生徒それぞれを二十四時間監視し続けていることに気づいた。それどころか学園は寮生活であるということも嘘であり、生徒は意識体のみで学園生活を送っていることを知ってしまった。
日本はサイバー学園に騙されていると気づいた三人は、どうにかこの狂った学園を終わらせるため、戦いに挑むことにした。
手始めに自分たちを監視し続ける邪魔な存在、「アンパン」のプログラムを書き換えてしまおうと暁斗が提案する。
そして決戦の日、三人は「アンパン」に勝負を挑む。
アオネのトクイな――ゲームによって!
アオネがFPSでアンパンと勝負する中、アキトはプログラミングの書き換えを、ミツルは「アンパン」の最高管理人である学園長の気をそらすことに尽力する。
接戦の中勝利した三人は、「アンパン」の主導権を手に入れることに成功し、学園ぶっ潰し計画の一歩目を歩みだしたのだった。