あらすじ
写真撮影を趣味にする青年・鏡嶺 透(かがみね とおる)は、夜明けの絶景を撮るため、ひとり山頂に立っていた。
完璧な一枚を撮ろうとシャッターを切り終えたそのとき、辺り一面が白い霧に包まれる。
霧が晴れた先に広がっていたのは、さっきまでレンズ越しに覗いていた景色ではなかった。
険しい黒い山脈、空を横切る見たことのない生き物、そして何より、空に浮かぶ二つの月。
帰る方法も分からないまま、透はカメラを手に見知らぬ異世界を歩き始める。
これは、戦う力を持たない写真好きの青年が、レンズ越しに異世界の絶景と人々の記憶を残していく旅の物語。
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