あらすじ
1521年、ジンユウ国にて建国以来初となる国王暗殺事件、いわゆる二雄の変が発生した。首謀者はそれぞれ白眉の知能と武力を持つカレグ軍師とマンマス将軍の二人の重臣であった。二人は活発化している外国勢力に対する国王の対応に不満を抱き、新たな国王を擁立すべく変事を起こしたのだった。しかし、マンマス将軍はカレグ軍師との間の事前の取り決めを放棄し、自らが国王であると宣言する。それに対抗したカレグ軍師も自らが正統な国家の継承者であると主張したことで、ジンユウ国は遂に東西に分裂する。一方、国王の妃は二雄の変にて深手を負いながらも赤子を抱えて王宮から逃げのびていた。彼女は深い森の中で、我が子に国王から授けられた庇護の首輪を与えて間もなく死んでしまう。この王の血を継ぐ赤子――メイヨンもまた、後にこの国の運命に大きく関わることになるのであった。