あらすじ
「老いる前に、最新の躯体に一気に換装する」――。
深センの地下ラボで、全身の「首下換装」という狂気の決断を果たした男、蓮見晃。彼を執刀し、その肉体を機械の体へと変えるのは、大学時代からの友人であり天才外科医の佐伯宗介。
「川口君、この仕事受けてくれたら次の人事考課で課長に推すよ」「稲垣君にはこの百万円の脇差あげる」
ある日、巨大アングラ企業「萌芽グループ」傘下、萌芽ファーム科学研究所勤務の研究員・川口誠治と、植物ヒトキメラの稲垣洋高(さつき※外見上は清楚系美女)に、大変不穏な業務がはめ込まれた。それは長野県・安曇野の廃寺で起きた連続失踪事件の調査依頼。(行方不明者の捜索)
氷結する肉の根、不気味な黒い鏡、肉をデータとして喰らい、肉曼陀羅・究極の知恵の完成を目論むカルト宗教『唯識阿頼耶識宗』。
サイボーグ、植物キメラ、その他人間の癖の強すぎる仲間(敵?)たちが、狂気とアクション、そしてオカルトの科学的解体で、事件を解決へと導く。はず。
「生贄にするって言われてちょっとムカついたし、首筋に『ブスーッ』といっときました★」(沼河怜)
「山中で遭難するよりいいかも。傷は乗車賃ってことで」(稲垣さつき)
「探偵七つ道具じゃない、強盗七つ道具だ……」(川口誠治)
※本作は独立した物語としてお楽しみいただけますが、『球根彼女』シリーズの第四弾です。