あらすじ
学生時代、部活も勉強も頑張ってきてなかった俺――雪野逸輝はある日、面接に行こうと電車に乗った。
「君、飴ちゃんある?」
俺は唐突に隣の少女から飴の要請をされてしまったのだ。その姿は絵に描いたような元気な子で、可愛らしい女の子だ。彼女は飴がないと危険なことになってしまうのではないかと心配してしまい、その子に飴を買ってあげた。
しかしその日の面接は大失敗で終わり、家に戻ったら母さんからの連絡があった。
『最近元気かな? 今日は母さんは君に大きなサプライズを用意したよ!』
突如のメッセージを読んでいたら、家のインターホンが鳴る。
家の扉を開けると、来者は先ほどの少女――柚月結夏だった。
「私ね、親とのカケヒキで――今日から君の『専属メイド』として働くの!」
彼女はお金持ちの家に育ったものの、家事に長けていて、今日から一緒に過ごすことになる。そして同居していくうちに、俺たちの心の距離はだんだんと近づく。
間違いない。彼女の言葉は、ここから俺の不穏な人生の始まりを告げている。