あらすじ
それは、何の変哲もない夜会のはずだった。
ガーネット・ベルフィオーレは、王太子カイザーから幾度めかの『婚約破棄』を突きつけられていた。首元に残る傷痕を嘲られる日々にも嫌気が差したガーネットは、婚約解消を静かに受け入れる。
いつも一歩引いてしまうガーネットにとって、これで王太子の呪縛から解き放たれる、そのはずだったのだが……
僅かな逆鱗に触れたことで、王太子は逃げ場のない『無慈悲な要求』を告げる。
侯爵家の令嬢であるガーネットに抗う術はなく、
迫り来る事態に絶望を落とした――刹那、ひとりの『幼い少女』が現れ、ガーネットの運命(みらい)を静かに揺らし始める!
これは時を駆ける娘とともに、運命を変える物語――。