あらすじ
世界各地に異常空間《ケイブ》が出現し、魔物による災害《侵災》が日常の脅威となった時代。
嵯峨楓は幼い頃、突如としてケイブ化した街に取り残された。
家族と離れ、魔物の徘徊する世界で目覚めたのは、《ストレージ》《強奪》《拠点》《リサイクル》《鑑定解析》という複数の能力。
生き延びるために魔物を倒し、物資を集め、孤独な戦いを続ける楓は、やがて民間軍事組織に所属する男、ハルバートと出会う。
戦い方を教え、生きる術を叩き込み、親子にも似た絆を育んでくれた男。
しかし、長いケイブ生活の果てに待っていたのは、世界の命運すら左右するレガリア《アポカリプス》と、あまりにも大きな別れだった。
これは、死の世界で育った少年が、多くの出会いと別れを重ねながら、失われた過去と世界に隠された真実へ迫っていく物語。