あらすじ
【本編全77話完結済み/番外編あり】
王太子アレシュを一途に愛する公爵令嬢リーディア。
しかしアレシュは彼女の“重すぎる愛”を疎み、王城の大臣たちは「中身さえ変われば理想の王太子妃になる」と、リーディアの身体に別の魂を降ろす術を施した。
ところが、呼び出されたのは見知らぬ誰かではなかった。
二年後のリーディア――口も目つきも悪くなった未来の自分、リダだった。
そしてリダは、信じ難い未来を告げる。
「あんたは未来で、アレシュに殺される」
それでもリーディアは、アレシュへの恋を諦めない。
一方、未来のリダが愛しているのはアレシュではなく、孤独な第二王子ミハルだった。
くしゃみをきっかけに身体の主導権が入れ替わる二人は、同じ身体を共有しながら、それぞれに譲れない恋を守ろうとする。
リーディアはアレシュとの未来を信じ、リダはミハルと共に生き延びる未来を望む。
だが、破滅を避けようと行動するほど、愛を拒むアレシュの傷、ミハルが背負う王家の闇、そして四人を待ち受ける悲劇の輪郭が明らかになっていく。
さらに、リーディアを“聖女”として王室から切り離そうとする、敵か味方かも分からない美貌の枢機卿リヒャルトまで現れて――。
一つの身体に、二つの心と二つの恋。
同じ少女が異なる未来で選んだ愛は、定められた運命を塗り替えられるのか。
これは、愛に傷ついた者たちが、もう一度誰かを愛するまでの物語。