あらすじ

「目覚めたとき、そこには名前も、過去も、なにひとつなかった」 水の滴る音に導かれるように、うさぎの耳を持つ少女は、冷たい洞窟の中で目を覚ます。自分が誰なのかも、なぜここにいるのかもわからない。手探りで光を辿り外に出ると、目の前には誰もいない美しい町が広がっていた——石畳の道、色とりどりの建物、静まり返った世界。 きれいで、そして、さびしい。理由もわからないまま、少女の胸はなぜか強く痛んだ。 見上げた空には、色のわずかにずれた一筋の裂け目。ここがどこかも、自分が何者かもわからないまま、少女はただ、知りたいと願う。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/06
  • 現在の作品ばぐらび! from Bug&Lavi Project