あらすじ
◆あらすじ
オンラインゲームへの高額課金がバレて、両親の逆鱗に触れた中学生・天野翔(あまのしょう)。罰として、電波の届かない山奥の村へ十日間のホームステイを命じられる。
頼りのAIアシスタント「ノア」も、圏外では沈黙するだけ。検索も、地図も、攻略サイトも使えない――絶望する翔だったが、監視役のおばあちゃん・ハルさんと、口の悪い神社の娘・夏帆(かほ)との出会いを通して、「本当の知恵」の存在を知っていく。
火の熾し方も、薬草の見分け方も、空模様の読み方も、何ひとつ知らなかった翔は、少しずつ変わっていく。
そして迎えた夏祭りの夜。夏帆と二人で奥宮へ向かった山道で、突然の嵐に襲われて――。
スマホもAIもない十日間で、少年は「本物」に触れる。ちょっと不器用な、夏の成長ラブストーリー。
◆主な登場人物
天野翔(あまの しょう):中学生。スマホゲームとAIアシスタント「ノア」に依存気味。負けず嫌いで、意地っ張り。
ハル:星降村に暮らすおばあちゃん。物腰は穏やかだが、只者ではない過去を持つ。
水上夏帆(みなかみ かほ):神社の一人娘。竹を割ったような性格で、翔を「もやしっ子」呼ばわりする。
ノア:翔が使うAIアシスタント。圏外では役に立たない。