あらすじ
中学生の夏休み、友人たちと遊んでいた地元の川で事件は起きた。
夕立の翌日、川辺に漂う強烈なドブと生魚の腐敗臭。
異臭の元を探して歩いたとき…泥の上に鳥のような水かきのある不気味な足跡を発見する。
直後、渦を巻く淵「蛇の壺」の水面から姿を現したのは、薄汚い土色の肌と甲羅のような背中を持つ怪物だった。
濁った黄色い目と魚のような鋭い歯を持つ怪物は、滑らかな動きで襲いかかる。
必死で逃げ、その夜高熱にうなされ、右足首には異様な爪痕のような紫黒いアザが残っていた。
そして何年もの時が流れた後、当時の友人から明かされたのは…
あの日水底に沈んでいた「もう一つの恐怖」だった。