あらすじ
二輪レース世界最高峰 MOTO GPの舞台を目指し、時速三百キロを超える世界で戦う青年――瀬戸陽平。
その原点には、ひとりの少年と三人の少女が過ごした、かけがえのない日々があった。
人見知りで、いつも陽平のそばを離れなかった詩帆。
幼い頃から臆することなく「おにーちゃんは私の彼氏」と言い続ける倫。
倫の姉で、詩帆・倫への友情と、陽平への想いに揺れる千晴。
性格も夢も異なる三人は、同じ少年を想いながら、ともに笑い、ときにぶつかり、それでも離れることなく成長していく。
そして陽平もまた、家族や幼馴染たちに支えられながら、小さなレーサーに初めてまたがり、転び、痛みを知り、それでも速さの先にある景色を追い続ける。
これは、世界へ羽ばたくひとりのレーサーと、彼と共に成長した三人の幼馴染が奏でる、長い年月の物語。
恋も、夢も、家族も、どれひとつも置き去りにはしない。
四人で歩んできた人生は、やがてひとつのハーモニーになる。