あらすじ
◆あらすじ(ネタバレあり)
英会話スクールで講師をしている虹野(この)には婚約者晴希(はるき)がいる。
両家の顔合わせも済み、婚約指輪ももらい、順調に結婚に向けて準備をしている。
ところが、そんな折、かつての恋人蓮(れん)と再会する。
蓮とは三年前に別れていた。
あまりにも好きだったので、別れの衝撃は強く、その当時、虹野を打ちのめした。
久しぶりに会った蓮は、以前と全然変わらず、好きだった頃のままだ。
しかし、蓮は不思議なことを言う。
何か、怖いことはないか、と。
怖いこと、と言われて虹野は夢を思い出す。
近頃、虹野は誰かに殺される夢を見ていたのだ。
でも、あれは夢だから、と自分を納得させていた。
晴希との結婚は、虹野の仕事の在り方を巡って、不穏な気配を見せる。
仕事を辞めたくない虹野に対して、晴希も義母も、そして実家の両親も
「結婚したら仕事は辞めて家に入る」と思っていた。
蓮に「仕事は辞めないで」と言われたことで勇気を得て、仕事は続けたいと言うことが出来た。
そんな中、ゆらという女性が虹野の個人レッスンを受けるようになる。
実はゆらは、晴希の浮気相手で、虹野の仕事を邪魔するために現れたのだ。
蓮はゆらのことも晴希のことも、虹野の説明前から知っていた。
実は蓮は、虹野が死んだ世界線を体験しており、虹野が死んだときにタイムリープしてきたのだ。
記憶を保持したまま。
蓮は、虹野が死んでしまったことをひどく後悔し、また別れたことも後悔しており、
虹野が死なないよう、陰ながら努力していたのだ。
虹野はゆらが残したピアスから、晴希の浮気を知り、
また晴希の暴力的な本性を知って、結婚をやめる決意をする。
結婚をやめたことを知った蓮は安心する。
そして、虹野にもう一度一緒に幸せになろうと言う。
これで終わったと思いきや、晴希にそそのかされたゆらは虹野を狙う。
しかし、蓮に防御され、ゆらの目的は達成されなかった。
このとき、虹野は自分が死んでしまった世界線を思い出す。
不幸な結婚生活。
暴力的な晴希、執拗に求められる妊娠、しかし妊娠出来ない原因は晴希にあったこと。
もめた揚句、虹野はゆらに刺されて死んでしまうのだ。
虹野はそれを夢で見て、目が覚めたとき蓮がそばにいてほっとする。
そうして、人生で一番好きだった最愛の人と、もう一度人生を共に生きようと約束する。