あらすじ

南極の氷は解け、残された土地は酷暑に包まれた。都市には熱風が吹き荒れ、平地の草木は枯れ落ちた。温暖化により厳しさを増した地球環境の変化に適応するため、人類の多くが異種族の遺伝子を自らに組み込むことを選択した。 犬や猿などさまざまな種族の特性を得た人びとは、わずかに残った山野に居を移し、種族ごとにちいさな集落を作って暮らしていた。 そのときから数世代。 安住の地を得たと思った人類であったが、また、新たな問題が発生する。 代を重ねるごとにけものの性質が顕著に現れるようになり、人びとの知能は衰え肉体はけものの姿に近づいていく。 やがてわずかに残った彼らの人間としての理性は、完全なる獣化を止めるため純粋な人間の遺伝子を求め、けものの本能が人間を求めて理性を吹き飛ばすようになっていった。 そんなとき、人間の遺伝子を多く発現した犬神族の若者は、純粋なひとの形をした非力な少女と出会った。 本作の無断転載、無断複製および無断翻訳を禁じます。

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小説を読もう2019/06/01
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